2018/02/17 21:14
人の体は左右対称で、目耳手足などそれぞれ二つづつある。
目は二つあることで立体感や距離感がつかめ、耳は方向感覚がつかめ、足は交互に動かすことにより歩くという動作が生まれる。
手はというと、昔前足だったころはやはり左右交互に、また同時に後ろ足とも連動して動いていただろう。
ところが直立歩行するようになると、左右の連動性はそれほど必然性はない。
ピアノやギターなどの楽器を弾いたり、PCのキーボードをたたいたりと、訓練すれば左右独立して動かせる。
しかし突然飛んできたものを手でさえぎるとか、体が倒れかけたとき手で支えるとか、
とっさの時は両手が同時にでてしまうように、意識しないと左右連動して動いてしまう。
チラシ寿司をかき混ぜるとき、右手のしゃもじでかき混ぜながら同時に、左手のうちわであをつのも結構むずかしく、桶の外にごはんを散らしてしまうことがよくあり、
意識していても、不慣れなことはむつかしい。
左右2本の手でもこうなのだから、千手観音のように千本も手があったらどうだろう。
千本それぞれ独立して動かすなど、相当難しいし訓練もしようがない。
ムカデの足のように、機械的に連動したな動きしかできないのではないかとおもってしまう。
しかし
もし千手観音がシェーをすれば、
千本の手が連動して少しずつ違った角度で並ぶと
さぞかし綺麗だろうと想像できる。