2016/10/15 22:42
秋になれば思いうかぶのが中秋の名月
旧暦の八月十五夜のことで、実際は9月7日~10月8日ぐらいにみられます。
月にまつわる銅版画(メゾチント)の紹介です。
「日月離反(アマテラス):太陽と月が離れたワケ」
古事記によると
或るとき、天照大神(アマテラスオオミカミ:太陽の女神)が、
弟の月夜見尊(ツキヨミノミコト:月の神)に、
葦原中国(アシワラノナカツクニ:地上)にいる保食神(ウケモチノカミ:豊穣の神)を
訪ねるよう命じました。
月夜見尊が保食神の所へ行くと、保食神は、自分の口から様々な食物を吐き出し、
それらで月夜見尊をもてなしました。
しかし月夜見尊は体内から吐き出したものでもてなされたことに嫌悪感もち、
怒って保食神を斬殺してしまいました。
そのことで天照大神は、保食神を殺した月夜見尊に激怒し、(月読尊)を勘当し、
それ以来、太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったといわれています。
メゾチント
版サイズ:20cm×25㎝
古事記の世界を描いたモノクロームの銅版画(メゾチント) 作品
秋の夜長に眺めていると、太古のロマンがひろがります。